2023-24シーズンからBリーグに参入した、福井県初のプロバスケットボールクラブ「福井ブローウィンズ」。参入初年度でB3優勝、B2昇格を果たし、2026-27シーズンからはB.LEAGUE ONEで新たなスタートを切る。
その歩みを創設期から見てきたのが、満田丈太郎と田渡修人だ。
同じ筑波大学出身ながら、在学期間は重なっていない二人。それぞれ別の場所でプロキャリアを重ねたのち、新しく生まれるクラブに惹かれて福井へやってきた。チーム練習すら始められなかった頃から、満員のブースターで埋まる現在のホームゲームまで、その変化の渦中にいた。
そして、福井で過ごす時間が長くなるにつれ、二人にとってこの街もまた、ただの「所属チームがある場所」ではなくなっていった。
なぜ、創立間もない福井ブローウィンズを選んだのか。何もないところから始まったクラブは、二人の目にどう変わって映っているのか。そして、暮らす中で見つけた福井の好きな場所や味、初めて訪れる人に薦めたい過ごし方とは。
創設期から現在までを知る二人に、福井ブローウィンズと、この街ならではの魅力を聞いた。

初めて知った、お互いのこと
まず、お二人の関係性から教えてください。同じ筑波大学出身ですが、在学期間は重なっていないんですよね。
そうですね。大学の上下関係をちゃんと受け継いだ、先輩と後輩です。僕は大学時代から、修人さんの話をいろいろ聞いていました。
その後、プロ2年目に修人さんの弟の凌くんと一緒にプレーする機会があって、試合会場で修人さんとも話すようになりました。そうしたら、大学時代に聞いていた印象とは180度違ったんです。めっちゃしゃべるし、チームのムードメーカーだし、凌くんと同じようにふざけるし(笑)。
ということは、大学時代の噂はめちゃくちゃ怖くて、全然しゃべらないやつだったってことですよ(笑)。でも、自分で言うのもなんですけど、大学時代はあまり性格が良くなかったと思います。自分中心でしたし、バスケだけやっていればいいという考えも強かったので。今でも大学の同級生とオフにご飯へ行くと、「大人になったな」と毎回言われます。それくらい、当時はどうしようもないやつでした。
そこから変わるきっかけは何だったのでしょうか?
プロに入ってから、先輩たちがチームやバスケットについて、こんなにいろいろなことを考えているのだと知れたことが大きかったです。最初に入ったリンク栃木ブレックス(現・宇都宮ブレックス)には田臥勇太さんがいて、プレーだけではなく普段の立ち振る舞いや考え方も見せてもらいました。
このままプロとしてやっていくのなら、変わらなくてはいけないと気づかせてもらったんです。ちゃんと成長しているのか自分ではなかなか分からないですが、丈太郎に印象が全然違うと思ってもらえるのなら、少しは成長できたのかなと思います。
田渡選手から見て、満田選手はどんな後輩ですか?
ジョーは、北陸高校の頃から存在は知っていました。とにかく能力が高くて、手足が長くて、ダンクもするし、走りまくる。でも当時は、何も考えず勢いで全部やっているのではないかというプレーにも見えていました(笑)。
それが名古屋、京都と移籍して、福井で一緒になった時に、プレーも含めて話している内容が全然違ったんです。こんなにチームのことやバスケットについて考えているのだと、すごく成長を感じましたね。まるで別人のようでした。
一方で、弟の凌からは、キャンプやバイクが好きで、すごくアクティブなやつだと聞いていました。本当に多趣味ですし、いい男だなと思います。

昨シーズン終了後は、お二人はどのようなオフを過ごしましたか?
試合が終わってその日に福井へ帰ってきて、寝て、次の日からもうバスケしていました。シーズンが終わってしまった感覚もありましたし、キャリアは続くので次への準備もしなくてはいけません。何より僕自身、バスケをするとすごくリフレッシュできるんです。周りからは休んだ方がいいと言われましたが、ひたすらバスケをしていました。旅行も何もしていません。
ほぼ2カ月くらい東京にいて、弟と西野(曜)と、シーホース三河の石井講祐と一緒に、江戸川大学の体育館を使わせてもらってワークアウトしたり、学生を混ぜて練習したりしていました。西野とは週5、6くらい会っていましたね。ご飯まで一緒に行くので、全然オフじゃないです(笑)。いつも通りの日常が流れていただけです。
僕は基本的に、オフはあまりバスケットのことを考えたくないタイプです。ウエイトなどはしますが、そこまで身体は動かさないです。
ただ、今年はいろいろありました。シーズンが終わって少し経った頃に退団することになったんです。自分自身もそうなるとは思っていなかったので、2週間くらいは本当に抜け殻みたいになっていました。次のチームを探さなきゃいけない中で、路頭に迷ったような時期もありました。でも、最終的にまた福井に戻ってこられることになって、そこからは気持ちを切り替えました。また一からのスタートだと、例年よりかなり早い時期からトレーニングを始めましたね。
満田選手は、どなたとトレーニングしていたのでしょうか?
今年は体育館を使えたので、スタッフの方に付き合ってもらいながらやることが多かったです。
オフの間も、明日は誰が何時から体育館を使うかという連絡がグループLINEに来るんですよ。最初の頃は、だいたい「満田、(ヒシグバータル・)オーギル」って書いてあって。「またこの二人いるな」と思って見ていました(笑)。
6月までは前シーズンの選手も契約期間中だったので、小阪(彰久)の名前もあったんです。でも7月に入ると一気に名前が減っていって、オーギルもいなくなって、最後はジョーが一人でやっていました(笑)。

「俺らがブレたら終わる」何もないところから始まったクラブ
ここからは、福井ブローウィンズについて聞かせてください。まず、創設間もないこのクラブへ加入する決断をした理由は何だったのでしょうか?
僕は北陸高校出身ということもあって、福井にプロバスケットボールクラブができるらしいという噂は以前から聞いていました。細谷(将司)さんからもかなり熱烈に誘っていただきましたし、メンバーの話を聞いていく中でも本気度を感じました。当時は長崎ヴェルカやアルティーリ千葉など、新しく立ち上がったクラブがカテゴリーを上がっていく流れもあった時期です。
僕自身、北陸高校に来たことでバスケットボール人生が変わったと思っています。恩返しというわけではないですが、福井で新しいチームをつくることに関われるなら、しっかりやりたいと思いました。
高校時代を福井で過ごした満田選手でも、福井にプロバスケットボールクラブがある景色は想像できなかったのでしょうか?
全くできなかったです。高校生の時も、福井ではいろいろなスポーツチームができても、なかなか根付かないと言われていました。だからこそ、逆に大きなチャンスだとも思ったんです。メンバーを聞いた時に、このチームならやり遂げられるのではないかと思いました。
田渡選手はいかがですか?
僕はサンロッカーズ渋谷を退団したあと、B1のチームからもオファーをいただいていたので、最初はそこしか考えていませんでした。そんな時に、知り合いから「B3から始まる新しいチームだけど、福井の話を聞いてみないか」と言われたんです。でも正直、最初は聞く予定すらなかったですね。
でも実際に話を聞いたら、描いている未来や熱量にめちゃくちゃワクワクしました。これから選手としてキャリアを続けていく中で、新規参入のクラブを最初から経験できる機会なんてもうないかもしれないと思ったことが、すごく大きかったですね。
それに、(細谷)将司からも毎日電話とLINEが来ていたんです。「修人がいないと始まらないから、来るっしょ?」って。それまで年に1回LINEするかどうかだったのに、本当に毎日ですよ。ストーカーです(笑)。でも、それだけ求めてもらえるのも嬉しかったですし、将司とまた一緒にできることも大きかったですね。
ジョーにも福井に行こうか迷っていると連絡したら、「一緒にやりましょう、行きましょう」と言ってくれて。メンバー、コンセプト、これから描いている未来。その全部を聞いた中で、一番ワクワクしたのが福井でした。
特に惹かれたのは、どんな未来だったのでしょうか?
まず、福井に新しいチームをつくって、バスケットを絶対に根付かせたいという話をされました。福井ではこれまでもサッカーをはじめ、いろいろなスポーツがプロ化して地域に根付こうとしてきましたが、なかなかうまくいきませんでした。その中で、バスケットは絶対にやり遂げたいという話をされたんです。最短でB1へ昇格して、B.PREMIERまで行くというストーリーも、本当に熱く語ってもらいました。
でも、僕が惹かれたのはそれだけではなかったんです。福井ブローウィンズというクラブがあって、そこにいろいろな人が関わって、みんなが幸せになれるようなものをつくりたい、と。バスケット以外のことにも目を向けていましたし、その先まで見ていたんですよね。
もちろん僕たちは選手である以上、バスケだけをやっていればいいという考え方もできると思います。でも、クラブを通していろいろな人を巻き込みながら一緒に何かをつくっていける経験ができることが、めちゃくちゃ楽しそうだと思いました。
とにかく、オファーをいただいた時のパッションがすごかったんです。その時点ではまだ他のチームとも話をしていて、断ってもいませんでした。それでも、その場で「サインします」と伝えましたね。
それだけの熱量に惹かれて加入を決めた一方で、開幕を前にクラブの体制は大きく変わりました。当時、どのような心境だったのでしょうか?
めちゃくちゃ不安でしたよ。体制が変わると聞いた時も、選手同士で「本当に大丈夫なのか」とよく話していました。一番怖かったのは、チームが本当に始まるのかということです。当初は7月半ばくらいからチーム練習を始める予定だったのが、8月の頭くらいまでずれたんです。ヘッドコーチもGMもいない状況になって、8月の頭くらいまでずれたんです。個人でワークアウトはできても、チームとしての練習ができない期間は、本当に不安でしたね。
でもいざチームが始まったら、もうやるしかないと思っていました。僕たちには選手としてのキャリアもありますし、福井にバスケットを根付かせるという目的まで変わったわけではありません。
なので1年目は、選手同士でたくさん話し合いました。「俺らがブレたら終わるから」と。特に将司やジョーとはよく話していました。まだクラブとして形ができていないからこそ、自分たちで考えて、必要なことは伝えていくことの繰り返しでしたね。
チームが始まるかどうかも分からない中で、かなり心境が揺れ動いていたのですね。
そうですね。誰が代わりに来るかということよりも、僕としてはヘッドコーチが決まっていないことの方が大きかったです。当時、ムーさん(伊佐勉 / 元ヘッドコーチ)とは連絡を取っていて、まだ次のチームが決まっていないと聞いていたので、すぐにクラブへ伝えました。
そこからは本当に早かったですね。次の日にはクラブからムーさんに連絡して、その翌日には沖縄まで会いに行っていました。そのスピード感は本当にすごいなと思いましたし、実際にムーさんが来てくれることになりました。
当時の僕は選手だったものの、チームのいろいろなことが気になって、あれもこれも求めてしまっていたんです。でもムーさんから、「俺が来たから、ここからはバスケットに集中しろ。こっちは俺が全部やる」と言ってもらって。そこからはムーさんに任せて、自分も選手としてバスケットに集中できるようになりました。今こうしてクラブが続いていることを考えると、なんとかなって本当に良かったなと思います。

何もないところから始まったクラブが、カテゴリーを上げ、B.PREMIER参入を目指すところまで来ました。チームを取り巻く環境が変わったと感じるのはどのような時ですか?
一番分かりやすいのは、試合の日ですね。選手だけではなく、事業部の方も含めて、福井ブローウィンズ全体がどんどん良くなっていると感じます。
1年目はお客さんも今ほど入っていなかったですし、運営側も初めてのことばかりでした。例えば、試合後に写真撮影をするにしても、誰が選手を先導するのか、どこからはけるのかといった細かいところまで、まだ決まっていないこともありました。僕たちも最初はあたふたしながら、コミュニケーションを取りながら一つずつ形にしていきました。
もちろん、僕たちが運営にあれこれ言うわけではなくて、基本的には決めてもらったことに従います。ただ、実際に試合をする中で気づいたことがあれば伝える。そういう積み重ねがあって、会場全体がどんどん良くなっていったと思います。
昨シーズン、4,000人を超えるお客さんが入った試合で会場を見た時は、本当に成長したなと思いました。選手は毎日練習して成長していきますが、それと同じようにクラブをつくっている人たちも、この3年間で一緒に成長してきたのだと思います。
僕は認知度の急激な変化をすごく感じます。最初は、福井に新しいチームができるという目新しさで知ってくれる方はいても、バスケットに興味のない方にはまだ届いていなかったと思います。プレシーズンの試合も会場は本当にガラガラで、それを見て僕たちももっと埋めなきゃいけないと逆に火がつきました。
そこから事業部の方たちもいろいろな取り組みを続けて、僕たちもスクールやバスケットボール教室、ブースター向けのイベントなどに参加しました。そうするうちに、街中で声をかけてもらうこともどんどん増えていったんです。
中でも一番嬉しかったのは、学校の子どもたちが自分たちで校長先生に手紙を書いて、ブローウィンズに来てほしいとお願いしてくれたことです。それをきっかけに学校から依頼をいただいて、実際に訪問したところも何校もあります。こちらから行かせてくださいとお願いするのではなく、子どもたちから呼んでもらえたことは本当に嬉しかったです。
これからの福井をつくっていくのは子どもたちです。僕たちはバスケットしか教えられないかもしれないですが、福井ブローウィンズにはバスケット以外にもいろいろな仕事をしている人が関わっています。僕たちとの出会いをきっかけに何かに興味を持ってくれたり、「こういう仕事をやってみたい」と思ってくれたり、単純に試合を見に来てくれるようになったり。そうやって関わってくれる人が増えて、これだけ多くの方と一緒に福井を盛り上げていると実感できるようになったことが、すごく嬉しいですね。
高校時代から福井を知る満田選手にとって、今の光景はどう映っていますか?
ここまでになるとは思っていなかったので、びっくりしています。ホームゲームはもちろん、アウェイでもブースターの声がしっかり聞こえるんです。近隣での試合だと、アウェイなのにホームのように感じることもありますし、特にプレーオフの時はすごかったですね。こんな光景になるとは思っていなかったので、想像以上です。
暮らして分かった、福井のいいところ
ここからは街の話を聞かせてください。実際に暮らしたからこそ分かった「福井の魅力」はありますか?
僕は神奈川出身で、高校時代に福井へ来ました。ただ、高校生の頃は自転車で行ける範囲しか動いていなかったですし、寮生活だったので観光地にもほとんど行かなかったですね。正直、福井の魅力をそこまで知らなかったと思います。大人になって戻ってきて、行動範囲が広がってからいろいろ知りました。
高校生の頃は、遊ぶ場所といえば駅前かエルパくらいでした(笑)。駅前でプリクラ撮って、ご飯を食べて帰るくらいしかやることがなかったですね。
でも今は福井駅前がすごく綺麗になって、学生もたくさんいますし、県外から来る人にとっても、ご飯やお土産などいろいろなものが駅の周辺に揃い始めています。これから福井アリーナができれば、駅からも近くなります。初めて福井へ来た人に向けて、街を知るきっかけになる場所になっていくのではないかと思います。
「福井に来たら絶対これを食べて!」と全国のファンに胸を張って言える、おすすめグルメはありますか?
僕自身もともと蕎麦が好きなのですが、おろしそばがめちゃくちゃ美味しいです。ソースカツ丼は誰もが知るくらい有名ですし、普通の居酒屋に入っても刺身が美味しいです。とにかくご飯のレベルが高いと思います。
おすすめのお店はありますか?
「うるしや」さんと「やすたけ」さんにはよく行きます。「やすたけ」は天ぷらも美味しいです。
僕は「愛宕庵」ですね。あとは有名どころですが、「やきとりの名門秋吉」と「ヨーロッパ軒」。福井は、どこの居酒屋や割烹料理店に入っても全部美味しいと思います。自分で歩いて、お気に入りを探してほしいくらい。僕はその中でも「紋や」にはよく行きます。めちゃくちゃ美味しいです。
田渡選手は、福井に来るまで縁のない土地だったと思います。実際に暮らしてみていかがですか?
言い方が悪く聞こえるかもしれないですが、僕は福井の田舎なところがめちゃくちゃ好きです。福井は四季をすごく感じられます。春は川沿いの桜がめちゃくちゃ綺麗。夏は蝉の声を聞きながら歩いているだけで、夏だなと思える。秋は山を見れば紅葉があって、冬になれば一面真っ白になります。東京で人がたくさんいる街を歩いていても、そこまで季節を感じることってなかなかないと思うんです。僕は散歩が好きなので、そういう変化を感じられること自体が福井の良さですね。
特にお気に入りの場所はありますか?
僕自身そんなにストレスが溜まるタイプでも、気持ちの浮き沈みが激しいタイプでもないのですが、それでも自分の中に何か溜まっている時は、奥さんと一緒に平泉寺へよく行きます。苔が有名で、自然がすごく近くにあるんです。そこでリフレッシュしたら、またバスケットを頑張れます。自分にとって、そういうパワースポットを福井で見つけられたのは大きかったです。
3年間福井に住む中で、散歩するコースも見る四季も毎年同じですが、違う場所を見つけられた時は嬉しいです。結局、同じことを同じ視点で見ているから飽きるだけで、少し見方を変えれば、まだ知らないものがあるのではないかと思っています。年齢を重ねてから福井に来たことも良かったと思います。
もし22歳くらいで一人で来ていたら、もしかしたら退屈だと感じていたかもしれないです。でも今は奥さんもいて、一緒にいろいろな場所へ行けます。知らない土地で、少しずつ好きな場所が増えていくのは楽しいですね。
修人と丈太郎が考える「福井満喫の1日」
ここからは、お二人に「福井満喫の1日」を考えていただきたいと思います。初めて福井ブローウィンズの試合を見に福井を訪れる方に、観戦だけでなく福井の街も楽しんでもらうとしたら、どんな1日をおすすめしますか?
まず、前日入りです。
あと、レンタカーは借りましょう!
朝|足羽川を散歩して、福井の一日をスタート
朝起きたら、まず足羽川沿いを散歩します。春なら桜、冬なら雪景色が綺麗です。歩くだけで頭がスッキリするので、まずは福井の空気を感じてほしいですね。
午前|敦賀・若狭方面へ
車で敦賀方面へ行って、海鮮丼を食べたいですね。そのあと、小浜方面へ向かいます。海沿いにはカフェもたくさんあって、景色もすごく綺麗です。
気になるカフェを調べて、コーヒーを飲むのもいいですね。
それから、三方五湖レインボーライン。リフトかケーブルカーで上まで行くと景色が本当に綺麗です。1時間はいれるくらい。僕は高いところが苦手なので、上がる時はめちゃくちゃ怖いですけど(笑)。
昼|越前で、福井の蕎麦を
武生方面へ移動して、お昼は「うるしや」。
蕎麦ですね。焼き鯖寿司付きのセットもおすすめです。あと、僕のサインと吉田正尚さんのサインも見てください。
午後|福井ブローウィンズのホームゲーム観戦
試合が15時開始だとしたら、かなり早めに会場へ行っても大丈夫です。福井ブローウィンズは、アリーナグルメがめちゃくちゃ充実しています。外にはキッチンカーもありますし、お子さんがいるならブローウィンズパークで遊べます。
子どもたちがバスケットできる場所もあります。
むしろ、3時間前でも早くないです。試合中は声を出して、叫んで、応援してください!
夜|秋吉から、あわら温泉へ
夜は「やきとりの名門秋吉」です。ものすごい特別なものを食べに行くというより、「これこれ!これ食べたかったんだよ」という店なんです。やきとりとビールでいいよね、みたいな。僕はお酒を飲まないのでウーロン茶です。
秋吉は1回だけではダメです。行けば行くほど、「これこれ」が増していきます。店舗によって少しずつオリジナルメニューも違うので、何回か福井に来て、違う店舗に行くのも面白いと思います。
秋吉でご飯を食べたら、電車であわら温泉へ。旅館もたくさんありますし、ご飯も美味しいです。
ただ、お酒は飲みすぎないでください。温泉は危ないので(笑)。
2日目|定番から、福井の日常まで
翌日も福井を楽しむなら、どこがおすすめですか?
年齢層や季節に合わせて変わりますね。
子ども連れなら、絶対に福井県立恐竜博物館。
夏なら芝政ワールドもあります。
大人だけなら東尋坊もあるし、永平寺もある。僕は平泉寺もおすすめですが、子どもにはちょっと渋いかもしれないです。
年配の方なら蕎麦打ち体験もできますし、越前漆器を見るのもいいですよね。
これ、1日じゃ無理ですね。結果、5泊くらいしてください(笑)。
あと、何回も福井に来るなら、一度はエルパに行ってほしいですね。他の県でいうイオンモールのような存在です。僕は福井へ来たばかりの時、「どこへ行けばいいですか?」と聞いたら、みんな「エルパ」って言うんですよ。「いや、エルパって何?」と思って(笑)。最初に行った時は正直、ここに来ることに何の意味があるのだろうと思っていたのですが、住んでいると気づいたらエルパに行っています。
初めて行った時、SNSにエルパに来たことを載せたんです。そうしたら、福井や北陸にゆかりのある人たちから「うわ、エルパ懐かしい」「修人さんがエルパにいるの面白い」って、ものすごく反応が来て。福井の人にとっては、それくらい思い入れのある場所なのだと知りました。行けば誰かしらに会います。映画館やゲームセンター、フードコートもあります。服も日用品も買えますし、生活に必要なものはだいたい揃います。エルパがなくなったら、本当に困ります。

ワクワクとドキドキを、この先も
これからクラブがさらに成長し、もっと大きなステージへ行ったとしても、福井ブローウィンズとしてこれだけは絶対に変わらずに大切にしたいことを教えてください。
地道な活動ですね。学校へ行って子どもたちと触れ合うような活動は、絶対に続けていかなくてはいけないと思っています。認知を広げるためだけではありません。これから福井ブローウィンズが大きくなった時に、福井出身の選手がもっと出てきてほしいです。あるいは、僕たちが訪問した学校の子が、選手にはならなくても福井ブローウィンズの事業部やスポンサー企業で働きたいと思ってくれるかもしれません。
福井県の子どもたちは、進学や就職で県外へ出ていくことも多いです。それが人口減少の一つの理由になっています。でも、「福井にブローウィンズがあるから残りたい」「ブローウィンズに関わる仕事がしたい」と思う人が増えたら、クラブが街に存在する意味はもっと大きくなると思います。そのためにも、子どもたちと触れ合う活動は、クラブがどれだけ大きくなっても続いてほしいです。自分たちが子どもたちのお手本にならなくてはいけないと、あらためて思わせてくれるので。僕があと何年このチームにいるかは分からないですが、自分がいなくなったあとも大切にしてほしいことですね。
完璧なことを言われちゃいました(笑)。僕はシンプルに、常にワクワク、ドキドキさせてくれるチームであってほしいです。僕たちがこのチームに来た理由も、「ここでやったら楽しそう」「何か起こりそう」というワクワクがあったからです。それは選手だけではなく、事業部のスタッフもそうだと思いますし、会場に来てくれる皆さん、子どもたちもそうです。福井ブローウィンズに行けば楽しい、また何か新しいことをやってくれると思ってもらえること。そして選手からも、ワクワク、ドキドキするチームでプレーしたいと思ってもらえること。それらが続けば、クラブはもっと大きくなっていくと思います。
逆に、それを一度止めてしまったり停滞してしまったりすると、魅力が薄れてしまう可能性もあります。だからこそ、ワクワクやドキドキを常に探求していくクラブであってほしいです。そのワクワクやドキドキを増していけるように、自分たちも頑張っていきたいと思います。
