年末年始以来の連休。わたしは鳥取県にある植田正治写真美術館を訪れた。
出雲大社から車で約1時間30分。本当にこんな場所にあるのかと疑いたくなるような、自然が豊かな大山山麓に位置する。
-写真家として生涯「精神のアマチュア」を貫いた植田正治先生。表現者は表現したいことに対してどこまでも正直であるべき、ということを教えていただきました。時を経ても色褪せない植田調をお楽しみください。- 福山雅治公式Twitterより
名曲「HELLO」のジャケット写真を手がけた写真家植田正治の作風は「Ueda-cho(植田調)」と表記されるほど海外で高い評価を受けており、福山雅治が師事していることで知られる。
わたしがこの業界で生きていくと決めた時も、どうすれば自分の写真を見てくれるのか、どうすれば一枚の写真を見て「オカモトの写真だ」と感じてくれるのか、ただただ必死に、がむしゃらに、夜な夜な考えていた当時のことを思い出させてくれた。
第3節 日本工学院F・マリノス
4月16日。鎌倉インテルはHOME鳩スタに戻り、日本工学院F・マリノスとの一戦を迎えた。
夏の日差しを感じさせる青空のもと、100名を超えるファンとともに開幕3連勝を目指す。
原点回帰の意を込めて「オカモトの写真だ」と思われるような、今までとは違う画角を意識して撮影に臨んだ。
試合前の空気感や緊張感は撮る側をゾクゾクさせる。
SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Artのレンズをセットし、14mmに固定。
円陣を終えた後の、引き締まった表情を地面スレスレの位置から青空にめがけて映し出す。
この感覚は久しぶりだった。
写真を撮る本来の楽しみを思い出させてくれた。
この日の鎌倉インテルも直近2試合同様、GK栗山聖を筆頭に3枚の壁が終始相手を寄せ付けず零封。
攻撃陣も機能し3-0で完勝。
あえて厳しい評価を与えるのであれば、交代選手のパフォーマンスには物足りなさを感じた。
今シーズン優勝を掲げるのであれば、間違いなくチームとしての底上げが必要となる。
監督やファンの目に止まるようなパフォーマンスを限られた時間の中で見せないといけない。
チャンスは何度も訪れたりはしない。
Date:04.16.2023
Location:Kamakura,Kanagawa