FOOTBALL

立春とかいて「はじまり」と読む | #鎌倉インテルvol.2

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photo by Kazuki Okamoto / text by Kazuki Okamoto

本日は2月4日。立春。

春の始まりとともに、チームは新シーズンに向けて始動。
この日は練習後に全体始動ミーティングを行うとの情報を得たこともあり、急遽鳩スタへと駆けつけた。

既存の選手も多くいる中で、この時期は毎週のように新加入選手がやってくる。これまで同様に良好な関係を築くまでには少し時間がかかりそうであるが、どんなキャリアを持った選手が加入するのかわくわくする時期でもある。

トップチームが神奈川県1部リーグに昇格したこともあり新加入選手の技術は当然高く、練習にも緊張感が走る。

選手同士の心情はどうなのか。

「全然気にしないっすよ」と言いつつ、本心はどうなのか。勝手にそんなことを考えながらシャッターを切っていく。

平日夜2回の練習に加えて土曜日は午前10時から練習というスケジュール。

事あるたびに言っているが、同世代の選手たちがプライベートや家族の時間を割いて真剣にプレーする姿はわたしにとって良い刺激となっている。たとえ遊びでもサッカーをして怪我をするのが怖いと言っているわたしは小心者だろうか。

練習を終え、選手たちは湘南モノレール・湘南深沢駅から大船駅へ移動し、鎌倉インテルの初代胸スポンサーであるコアワーキングスペース「NEKTON OFUNA」の会議室へ。

ミーティングなんていつぶりだろうか。学生時代のミーティングの内容なんて全く覚えていないが、社会人になった今聞けば、もう少し自分ごととして置き換えて聞くことができたのだろうか。

サッカーチームとはいえ、わたしにとって「他社」と言うべきか、ミーティングに参加するのはとても新鮮である。

クラブビジョンである「CLUB WITHOUT BORDERS」をピッチで体現する。
河内一馬監督から熱のこもったミーティングがはじまった。

河内監督の話す内容や口調、間、視線、ジェスチャー、温度感を観察しながらシャッターを切る。

最後に選手を代表して栗山聖キャプテンやJリーグの舞台を経験した内藤洋平選手、小谷光毅選手らが今シーズンにかける想いを述べ、ミーティングは終了した。

相手と競う以上、どちらかが勝ち、どちらかが負ける。

また、選手同士もチームでありライバルでもある。

試合に負けた時やスタメンから外れた時こそ、そのチームやその選手自身の価値が問われ、その価値はその選手の表情を見ればすぐに分かるものである。

PROFILE

鎌倉インターナショナルFC
鎌倉インターナショナルFC
神奈川県社会人1部リーグ所属のサッカークラブ。『CLUB WITHOUT BORDERS』をビジョンに掲げ、日本と世界を隔てる国境をはじめ、人種や宗教、性別、年齢、分野、そして限界、あらゆる“BORDER”をもたないサッカークラブを目指す。

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