全国屈指の大所帯。
ともに部員数400人を超える強豪校同士の一戦は、ピッチに立てなかった選手たちの声援に包まれていた。

第104回全国高校サッカー選手権大会・3回戦。
駒沢陸上競技場で行われた東福岡(福岡)と興國(大阪)の試合は、数字では語りきれない重みを持っていた。
先に試合を動かしたのは東福岡。
前半26分、吉川豹生のクロスを齊藤琉稀空が押し込み先制する。

前半終盤には堀田太陽が負傷交代するアクシデント。
だが後半8分、途中出場の山口倫生が追加点を奪い、スコアは2-0となった。
それでも興國は諦めない。
布陣を変えて前へ出ると、後半30分に竹村咲登がCKから1点を返す。
そしてアディショナルタイム。
ロングスローの流れから笹銀志が同点弾を決め、試合は2-2。得点が入った後に会場に写しだされたビジョンには「オフサイド」のようにもみえたが判定は覆らず、勝負はPK戦へ。

張り詰めた空気の中、興國が5-4でこれを制し、クラブ史上初となる全国ベスト8進出を決めた。


