第104回全国高校サッカー選手権大会・2回戦。
日大藤沢にとっては、地元・神奈川で迎える大会初戦。
一方の岡山学芸館は、第101回大会の王者として、この舞台に戻ってきた。

試合の入りから、主導権を握ったのは日大藤沢だった。
テンポよくボールを動かし、前線へ圧力をかけ続ける。
23分。
中村龍剛がミドルレンジからシュートを放つ。
背番号「14」。父・中村憲剛がかつて背負った番号をつけ、等々力のピッチに立つ姿は、この試合の象徴でもあった。

続く24分には、有川啓介がGKと1対1の決定機を迎える。
だが、ボールは枠を捉えきれない。
日大藤沢は何度もチャンスをつくりながら、ゴールだけが遠かった。
岡山学芸館は守備に回る時間が続き、前半はスコアレスで折り返す。
後半に入ると、試合は拮抗していく。
岡山学芸館も徐々に前へ出る時間を増やし、ピッチの空気が変わり始めた。

均衡を破ったのは54分。
杉﨑万泰のスルーパスを起点に、こぼれ球を回収した有川啓介がペナルティエリア内で倒される。
PK。
有川自らがキッカーを務め、ゴール右下へ静かに流し込んだ。
この一撃が、試合の流れをはっきりと分けた。

74分。
左CKから再び有川啓介。
ヘディングで追加点を奪い、スコアは2-0。
岡山学芸館は最後まで前を向いたが、追いつくには至らなかった。
試合終了のホイッスルとともに、日大藤沢が大会初戦を突破した。


日大藤沢は、1月2日に行われる3回戦で
聖和学園(宮城)vs 徳島市立(徳島)の勝者と対戦する。