LAを離れて約1ヶ月。
記事の数々を楽しんでいただいた皆様、誠にありがとうございました。
さて、仕事が決まりました。
7月の中旬よりカナディアンプレミアリーグのパシフィックFCのマーケティング部門に配属になりました。どこでしょうかそれ。カナダです。花の都、ビクトリアです。MLSのクラブに普通に勝ったり、SoccerBibleが選ぶ2022年印象的だったユニフォームランキングにしれっと選ばれるスタートアップ系クラブです。
実はここ、川崎フロンターレのプロモーション部で一躍有名となった高尾さんが起業をした街なのです。もしかしたらフロンターレサポーターの皆さんは知っているかたも多いかと思います。
そうです、見事にユナイトしました。ユナイトしすぎて高尾さんの家に現在住まわせていただいております。いま、この文章を書いているその時、僕は高尾家の次男に遊ぼうと誘われています。
ということで、一旦CMをお楽しみください。
___広告___
そんな高尾さんの会社A toでは皆さんの海外留学を応援しています。
なにかと不安がつきものの留学、そんな心配も高尾さんが解決します。
最高の環境、カナダで夢を叶えましょう。
■カナダスポーツ・語学留学のATO
https://ato.academy/
______
僕が腰を壊していた時期、一本の電話がカナダからかかってきました。
「カナダのクラブが興味あるみたいなんだけど、英語ってどれくらいいけるっけ?」
『人並みにいけます。』
その人並みはどれくらいなのでしょうか。少なくともユナイテッド航空のアナウンスは一寸も聞き取れません。そんな回答を受け取った高尾さんは、知人を経由してパシフィックFCのビジネス最高責任者ポールにコンタクトを取ってくださいました。この時点で高尾さんもクラブとの関係はほとんどゼロでした。
7月中旬、カナダに着陸して2週間ほどしたときに、はじめてポールと対面します。
ビールを飲みながら、人並みの英語を話す日本人青年はアツくプレゼンしました。約15ページのプレゼン資料をカバンにしのばせ、できる限り口頭でクラブのための企画を提案しました。
そして、ポールがこういったのです。
___広告___
そんなポールとビールを飲んだ高尾さんの会社A toでは皆さんの海外留学を応援しています。
なにかと不安がつきものの留学、そんな心配も高尾さんとビールが解決します。
最高の環境、カナダで夢を叶えましょう。
■カナダスポーツ・語学留学のATO
https://ato.academy/
______
「とりあえず明日来る?」
『マジで』
彼の経歴を後から調べてみると、MLSのトロントFCおよびホームスタジアム建設の責任者、カナダ人にして英ブラントンでの勤務、そしてカナディアンプレミアリーグを立ち上げての現職とのことでした。そのスーパー人間から発せられた「とりあえず明日来る?」
えぇ、行きますとも今すぐに。
LAFCのプロセスはいまなお継続して進行しています。無事LAのスタイルで進行するそれは一体いつクライマックスを迎えるのか定かでありませんが、イギリスの香り残る州都で無事北米でのキャリアを始めることができました。僕は今後一生、枕を高尾さんの家に向けることを決めました。
この数ヶ月、本当に色々なことを経験しました。
外国人が海外で働くことは想像をはるかに超える難しさがあったこと、言語はパッションでどうにかなるがそれは短期的であること、定期的に連絡をくれる友だちを本当に大切にしようと思ったこと、東京はいい意味で異常な街だったと知ったこと、ここ北米ではサッカークラブで働くことに絶大な誇りを持っているスタッフが多いこと、FaceTime越しの恋人がいつもかわいいこと、応援してくれるひとがいる環境をなによりも幸せに思うこと。
外国のクラブに、現地人として働く。
僕の役割はアジアを相手にしたものでもなく、カナダ人としてカナダ人を魅力する企画を作ること。意味不明です。予測が全くできません。それでも、前例のないキャリアを作っていくことに、使えなければ切られるこの環境に、楽しさを感じます。
ということでLAにまつわる連載はここでおしまいとなります。
引き続きインスタをチェックしていただけると嬉しいです。
皆様、ありがとうございました。
LAで求職中。 完
ビクトリアで就職中。 に、つづく。