
2025年2月17日。東京UNITED BC在主場有明Arena迎戰Veertien Mie三重,以85:64的比分拿下勝利,迎來7連勝。這天是禮拜一,總共有2351名觀眾入場。東京UNITED BC屬地在籃球一級戰區的東京都(目前在東京都的B聯盟球隊有7隊,光B3就有5隊),又是在平日舉行的賽事,還能有這麼多人進場,令人印象深刻。
不管是球隊對於場館環境的掌握,還是比賽與活動穿插的節奏,都讓人覺得恰到好處。比賽內容也不用多說,簡潔明快,就像看了一場精彩的舞台表演,完全符合本次主場賽事的主題「有明劇場」這四個字。在B3可以看到這樣的內容,對一個接觸過台灣職業籃球現場的人來說,算是很特別的一次體驗。


租借球員首次登場、罰球的喊聲:那些與台灣職籃有點不同的事
這次來到東京UNITED BC,發現了一些,在台灣職籃比較難看到的風景。我會注意到東京UNITED BC,其中一個原因是他們本季的澳洲籍外國人選手Rhys Vague。Rhys Vague曾在2017年來台灣,參與過台北世大運賽事,也是上屆FIBA亞洲盃澳洲籃球國家代表隊的成員。但很快地,就在今年的情人節,我的注意力,就被從千葉噴射機租借轉隊來到東京UNITED的Marcus Kaishu Tobin吸走了。
上賽季後段,還穿著千葉噴射機球衣的Marcus Kaishu Tobin,在對戰琉球嶼廣島的比賽中,向大家展現了自己的能力。可惜的是,這賽季他在千葉的出場機會有限。在兩家俱樂部洽談、選手本人同意後,決定租借至東京UNITED BC到本賽季結束。在千葉就是氣氛製造者的Marcus ,很快就在有明Arena展現出他的個人特色與影響力。目前台灣職籃很少有租借這樣的轉隊形式,大部分還是以直接轉隊為主,只有在2023年發生過一次,在沒有前例的狀態下,須獲得聯盟同意的特別案例。日本的話,除了J聯盟,排球、籃球也都引入了這樣的轉隊模式。透過這樣的方式,選手能獲得更多的機會,球隊也能及時補強戰力,我記得在其他國家的足球聯賽裡,還有「上場次數越多租借費會越少」類型的租借合約。如果Marcus能在東京UNITED BC成為主力,未來可能會留在東京UNITED BC,也有可能獲得再次回到千葉的機會。能夠在這場比賽看到租借選手的初登場,是件很幸運的事。
其次,在選手準備罰球時,靠進籃框區第一排的東京UNITED BC球迷,會響應MC的號召高舉手中的應援物,大喊「USAGI!」來干擾對方。在台灣,比較會是以啦啦隊女孩為主去做引導,來干擾對手選手的罰球。相比起來,台灣這邊比較像是球隊MC與啦啦隊主導營造氣氛的「主場優勢」,日本則比較像是讓球迷自己去參與的感覺。

比勝敗更重要的事物:職業的存在價值
東京UNITED BC成立於2021年,2022年開始正式參與B3聯賽賽事,首季主場開幕戰就創下單場9295人入場的聯盟紀錄,打破當時的聯盟紀錄。下一個賽季,東京UNITED BC又將這紀錄推升至10358人,展現出不輸給B1球隊的集客能力。
「超越勝負的感動」
這句話對於日本的朋友來說,可能是遇到精彩比賽時會有的感受。至於台灣這邊,這句話主要是由樂天桃猿的前身—Lamigo桃園棒球隊領隊,在2013年提出以「超越勝負的感動」為主軸,開始建立內野應援、啦啦隊女孩、推行主場活動日等一系列的主場分為打造策略,這也變成後來台灣職棒各球團經營主場的主要原型。同樣地,在台灣職籃的賽場上,我們多少也可以看到,這些台灣職棒特色所產生的間接影響。
隨著B聯盟理事長島田慎二提出以社會性、經營、強化為主軸的「B革新」計畫後,日本職業籃球將走向不同於過往的新階段,特別是以「整體經營能力與規模」為升降級考量的作法,也會給足球、棒球等不同競技項目帶來新的刺激。我相信,如果台灣職業籃球相關的人,有看到「B革新」的內容,也會感受到不小的衝擊,畢竟這是為職業籃球聯盟、球隊存在的價值和意義,重新再定義的一步。
東京UNITED BC的宣傳經理(Promotion Manager)柳谷宣達曾在他自己的Note提到,2021年才正式起步的東京UNITED BC,如何同時透過地面戰(草根活動)與空中戰(SNS戰略),完成開幕戰入場人數新紀錄的過程。特別是從學校、江東區住戶、地區區報著手這段,由此可見,除了籃球比賽本身,如何創造讓原本對籃球感到陌生、不認識東京UNITED BC的人來到球場的契機,並透過球場體驗令這些人產生「想要再來一次」的念頭,才是職業競技的主戰場。當然,除了一時的進場紀錄,東京UNITED BC要怎麼維持整季的平均進場人數,如何建立裡「東京UNITED BC與江東區」的連帶意義,是他們接下來要持續努力的事情。
我覺得,新成立的球隊,比較容易讓人看到,他們在設法為所屬的競技項目、自己的球隊,去建立「想要傳達的事物」的一面。說實話,職業競技不是人類生活的必需品,我相信大家在新冠疫情期間,應該都有體驗到這件事情了。那麼,若職業球隊想要去證明自己的存在價值,就必須自己去創造各種「意義」。像是對於地區的意義、對於生活在此的人們的意義等。
我想這是目前台灣職籃還比較難直接感受到的部分。
近年,亞洲各國的籃球,都進入了快速發展的狀態。特別是日本,不管是職業聯賽B League的興起,還是國家代表隊「曉JAPAN」在世界盃與奧運的活躍,不斷展現出這個國家所蘊含的籃球能量。對於台灣職籃球隊、籃球球迷來說,因為阿巴西、游艾喆、曾祥鈞的旅日挑戰,以及近年越來越有規模的籃球東超聯賽,台灣與日本職籃的交流,只會越來越多。
希望接下來,喜愛籃球的台灣人們,能透過不同的B聯盟球隊,去接觸那些球隊試圖為籃球這項競技所創造的「意義」。
因為這是能最直接感受到日本籃球成長與潛力的時刻。

Bリーグの可能性を感じた瞬間:東京ユナイテッドの「有明劇場」
2025年2月17日、東京ユナイテッドはホームの有明アリーナでヴィアティン三重と対戦し、85-64で快勝。これで7連勝となった。
この日は月曜日にもかかわらず、観客数は2,351人。Bリーグのクラブが多数ひしめく東京(現在、東京都にはBリーグのクラブが7チーム存在し、B3だけでも5チーム)において、平日の試合でこれだけの観客を集められるのは大きな意味を持つ。試合運営のスムーズさ、アリーナの雰囲気づくり、ゲームとイベントのバランスの良さ——どれを取っても完成度の高さが際立っていた。試合展開のテンポも良く、まるで一流のステージパフォーマンスを観ているかのようだった。本当に「有明劇場」と呼ぶにふさわしい試合だったと言える。
B3リーグでここまでの演出が楽しめることは、日本のプロバスケットボールを外から見てきた者にとっても新鮮なことだった。
期限付き移籍選手のデビュー戦とフリースロー:台湾プロバスケとの違い
東京ユナイテッドに注目したきっかけは、今シーズン加入したオーストラリア出身の外国籍選手、リース・ヴェイグ(Rhys Vague)の存在だった。彼は2017年の台北ユニバーシアードにも出場し、昨年のFIBAアジアカップではオーストラリア代表としてプレー。しかし、今回の試合で最も印象に残ったのは、バレンタインデーに千葉ジェッツから期限付き移籍で加入したトービン・マーカス・海舟(Marcus Kaishu Tobin)だった。
昨シーズン終盤、千葉ジェッツで琉球や広島といった強豪相手に実力を示した彼だったが、今シーズンは出場機会が限られていた。そこで、両クラブの交渉と本人の同意のもと、シーズン終了までのレンタル移籍が決定。この試合で彼は早速、有明アリーナの舞台で自らの存在感を発揮した。千葉ではムードメーカー的な役割も担っていた彼が、東京ユナイテッドでもその個性を発揮していたのが印象的だった。
台湾のプロバスケットボールでは、期限付き移籍の文化がほぼなく、基本的には完全移籍が主流。2023年に一度だけ特例として認められたケースがあるものの、リーグの許可が必要だった。一方、日本ではJリーグをはじめ、バレーボールやバスケットボールでもレンタル移籍が一般的。この仕組みにより、選手は出場機会を得やすくなり、クラブも戦力を補強できる。
また、もう一つ印象的だったのは、フリースロー時の応援文化。東京ユナイテッドのファンは、MCの指示に合わせて応援グッズを掲げ、「うさぎ!」と一斉に叫びながら相手のフリースローを妨害。一方、台湾ではチアリーダーが主導して妨害するのが一般的だ。この違いからも、日本独自のバスケットボールファン文化が見えた。
勝敗を超えた価値:プロスポーツの存在意義
東京ユナイテッドは2021年に設立され、2022年からB3リーグに正式参入。初年度のホーム開幕戦では9,295人を動員し、当時のリーグ記録を樹立。翌シーズンにはその記録を10,358人に更新し、B1クラブにも匹敵する集客力を示した。
「勝敗を超える感動を生み出す」
このフレーズは、日本のスポーツファンには馴染み深いかもしれないが、台湾では2013年に楽天桃猿(当時のLamigo桃園)の球団GMが提唱し、球場エンターテイメントの基盤となった。チアリーダー、応援文化、ホームゲームのイベント運営など、台湾プロ野球のスタイルはこの理念に基づいている。そして今、その影響が台湾プロバスケにも及んでいる。
Bリーグのチアマン・島田慎二が掲げる「B革新」プロジェクトにより、日本のプロバスケットボールは新たなステージへと進もうとしている。特に、経営力とクラブ規模を昇降格基準に据えるというアプローチは、サッカーや野球など他競技にも刺激を与えるだろう。もし台湾のプロバスケ関係者がこの構想を目にすれば、大きな衝撃を受けるに違いない。なぜなら、これはプロバスケットボールの「存在価値」と「意義」を再定義する一歩だと思う。
東京ユナイテッドのプロモーションマネージャー・柳谷宣達氏は、自身のNoteで、2021年にスタートした東京ユナイテッドBCがどのようにグラスルーツイベント(地面戦)とSNS戦略(空中戦)を組み合わせ、開幕戦での観客動員数の新記録を達成したかを語っている。特に、学校や江東区の住民、区報を通じたプロモーションは、実に面白い作戦だった。単に試合を開催するだけでなく、バスケットボールに馴染みのない人々をどう会場に呼び込み、「また来たい」と思わせるかがプロスポーツの本当の勝負どころだ。そして、一時的な動員記録だけでなく、シーズンを通じた平均観客数の維持や、「東京ユナイテッドBCと江東区」の関係性の確立が、これは今後の挑戦となる。
新設チームだからこそ、自らの「存在価値」や「伝えたいメッセージ」を明確に打ち出せるのかもしれない。プロスポーツは、人々の生活にとって不可欠なものではない。コロナ禍を通じて、そのことを改めて実感した。しかし、だからこそ、地域にとっての価値や、そこに住む人々にとっての意味を生み出すことが不可欠となる。この点に関して、台湾のプロバスケットボール界では、まだその重要性が十分に認識されていないように感じる。
近年、アジア各国のバスケットボールは急速に発展している。特に日本では、Bリーグの成長や「暁JAPAN」の国際舞台での活躍により、バスケットボールの可能性が広がっている。今、台湾出身のガディアガ(ガディアガ・モハマド・アルバシール)、游艾喆、曾祥鈞もBリーグに挑戦して、台湾のファンにとっても、日本との交流はますます増えていくだろう。
今後、台湾のバスケットボールファンがBリーグの様々なクラブを通じて、バスケットボールの持つ「意義」に触れられることを願っている。それこそが、日本バスケットボールの可能性を感じられる瞬間なのだから。
著者
Pon | 彭善豪(ポン・シャンハオ)
